日本人EDMミュージシャンはなぜ出てこないのか

日本人EDMミュージシャンはなぜ出てこないのか

強めなタイトルですが、一般層から見るとその通りかと思います。
EDMはクラブを中心に盛り上がっていますが、その音楽性はとても素晴らしく僕も大好きです。
ビルドアップが来て、、音サビにドーンといく。知らない曲でもこのわかりやすい展開によって誰でもすぐに楽しめる、こんな音楽が出てきたことに感動していました。

ロック、ヒップホップ、レゲエ、、世界を魅了する音楽は、
日本にも例外なく浸透しました。

当初は、その発端となるアーティスト、つまり海外のミュージシャンによってヒットした曲が
日本にも入って来て、受け入れられ、
そしてそれに多大な影響を受けた日本人により、日本語のロック、ヒップホップ、レゲエがリリースされ、
さらに浸透していく。。そんな流れが音楽の世界ではずっとあったのではないでしょうか。

EDM。
2010年頃からかと思うのですが、これまた同様に海外から始まり、
日本では2014年からウルトラジャパンが開催されるなど、当初は実験的な開催にも感じましたが、それは盛況であり、2018年現在まで継続しています。
僕もウルトラジャパン、EDCと行って現地の空気感を肌で感じて来ましたが、
それは今までのROCKフェスとは異なった空間、楽しみ方ができる場所でした。

ロックフェスとEDMフェスの共通点は
・複数ステージの同時開催
・2-3日間の開催

ロックフェスの特徴
・ステージは幾つもあれど、1つ1つがライブハウスのよう。演奏や歌を聴くことが主。アルコールは控えめ。
・会場はキャンプ場+アルファというアウトドア感。
・客はあくまで客。ステージの演者によって作られる世界観に入り込む。
・照明はあくまで演者の補助。悪い意味ではなく、これが従来型。
・バンド形態がほとんど。ソロもあるが、その場合でもサポートメンバー含む演奏形態が多い。
・生演奏が主。

EDMフェスの特徴
・クラブの野外版。アルコールありき。ステージでは騒ぐ箇所が非常にわかりやすいビルドアップによって、誰もが酔いながらサビで一体感を味わえる。
・会場が都会型でオシャレ系。ビルが見えるなど。
・客が仮装するなど、ハロウィンのような自主的に参加する型。
・照明が先進的。音と同期され、音+照明のショー。
・DJ(基本的に1人or2人)による。
・生演奏はほとんどなく、DJプレイが主。

個人的主観で色々書きましたが、
どちらも「お客さんが楽しんで帰る」という点では全く同じで、
アプローチの違いだと思ってます。

ここで話を戻しますが、

「日本人EDMアーティスト」

世界で浸透したEDMなら日本からも1人くらい代表するアーティストがいてもいいと
ここ数年ずっと思っていますが、未だ兆候はほとんどない、、と言えるかもしれません。

唯一中田ヤスタカがシーンをリードしている感じがしますが、
中田ヤスタカの魅力は、最新のサウンドに従来のPOPSを落とし込んだ世界観だと思ってます。

AviciiやZeddのような生粋のEDMアーティスト、とはちょっと違うのかもしれません。


そこで僕なりに考えてみましたが、、

・日本人が英語が苦手
→日本では英語が使えなくても十分生活に困らないため、浸透していない現状があります。ですがこれは80年代のロックシーンにも言えることです。日本語に落とし込んだEDMが出来上がればいいのです。ロックに日本語は合わない、このようなことはヒップホップやレゲエにも当然言われていましたが、それはそれ、これはこれ。中国の中華料理と日本の中華料理の味付けが全然違ったりすることと同じで、日本人向け、でいいのです。

・EDMの年数が浅い
→ヒップホップでいえば70-80年代から始まったらしいですが、日本で浸透するのは90年くらいらしいです(詳しくないので表面的な知識です、違ったらすいません)。この例でいえばルーツから日本で浸透するまでに最大20年という感じでしょうか。。EDMは2000年代後半が始まりと言われているようです。例えば2012年にEDMを聞いて衝撃を受けた中学生(14歳)が、6年後二十歳になってこれを主にどんどんリリースする (2018、今か!?)そんな流れがあってもおかしくないのかもしれません。

・ベテランのクラブDJとEDM DJは住む世界が違う
→ベテランクラブDJ=既存の曲でフロアを沸かす系、と捉えてください。見た目は同じDJ機材を音を流すDJなんですが、EDM系は自分で作り上げた曲をプレイするのが主なのに対して、昔からのクラブDJさんは、自分で作ることは専門外なのです。すでに存在する、オムライスや寿司、ステーキを利用して「ステーキ寿司」を作り上げる(表現が強引ですが)のが既存のクラブDJと感じています。EDM DJは、自分がPCの作曲ソフトで作り上げた電子音楽を、DJ機材を通して客に浴びせる、この大きな違い。作曲家とエディット職人、そんな根本的な違いがあるからこそ、既存DJから有名なEDM DJが誕生しないのだと思いますし、既存のクラブDJさんからしたらこのEDMの大きな波というのはどう感じているのかが気になるところです。既存のいい曲をプレイするから、EDMだろうがハウスだろうがなんでも良いものはよく、フロアを沸かせるのだ、というDJさんなのでしょうか。

 

そんな感じで「DJ」という存在であれば無数にいらっしゃるのです。
DJがたくさんいるのだから、EDM DJのスターが出てこないのはなぜか。
となれば、往年のDJさんと、EDM DJさんは、エディット職人と作曲家という、根本的な立場の違いがあるからなのです。

EDMスターが出てくるとすれば、
作曲家とは言わずとも、シンガーソングライターでDAWを駆使する人で、EDMが大好きであれば、EDM DJの日本人スターが出てくるでしょう。

時代の進歩が生み出したEDMというジャンルだと思っています。
自宅で、ソフトシンセやサンプルで、ライブやフェスのスピーカー出力に耐えうるクオリティが作れるようになった、そんな時代だからこそ楽しめるEDM、パリピが先行して楽しんでいますが、
良いものは浸透します。家で聴くのもよし、外で聴くのもよし。

この素晴らしい音楽ジャンルなのですから、ぜひとも我が国日本からも良いミュージシャンがお茶の間を沸かせてくれたらと思っていますし、
何より自分がEDMファン、DAWもやるので、このまま誰もやらないなら、自分がやるしか、、なんて思ってしまう感じです。

素人のぼやきですが、こう言ったことがネットでは探せなかったので
荒削りな自分が書いてみた次第でした。
今日はこの辺で、おやすみなさい。